居間の今・茶の間の彼方 ✖️ COOP LABYRINTH
Beyond the Living Room

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2015年10月31日-11月23日

kitakagaya_flyer

北加賀屋にあるコーポ北加賀屋をメイン会場に、近隣の旧文化住宅を使ったグループ展を開催致します。 展覧会開催地である北加賀屋は元造船業の町で、メイン会場のコーポ北加賀屋を中心とした周辺地域は、かつ て造船の工場や倉庫、工員の宿舎として繁栄しており、その一つの生活拠点を展示会場とします。この会場は、 建築の構造に船の骨組み等の廃材が再利用されており、会場の持ち味が独特で、北加賀屋の地域性を特徴づ けています。この展覧会は、キュレーターという舵取り役が無く、個々の作家が北加賀屋という場所に集まり、 そこでの制作や作品の展示を通して、その地域の歴史と対話する事によりそれぞれの方向性を示します。キュ レーターがいないこの状況は、舵取り役の造船業が衰退してしまった今の北加賀屋の町の現状にも当てはまる と考えて います。普段立ち入る事の少ない元造船の町で会場をクルージング※ しながら出会う「北加賀屋」は 一体どんな時間なのだろうか。そしてそこに集まる作家(クルー)がそれぞれ指し示す方向性は鑑賞者にどのよ うな視界をもたらすのか。

tanaka_hidekazu

田中 秀和

 

web site ▶ tanakahidekazu.com


抽象表現として、静止画である絵画に動的な時間の要素を表現するための 多様な実験を繰り返し、絵画とその空間に「重奏」的な時間を構築している。


主な個展に
2012 年「Chaospective」 児玉画廊(東京)
2012 年「アートがあれば II」 東京オペラシティアートギャラリー(東京)
   「coffee & art」 水戸芸術館地域連携プログラム(茨城)
2015 年「Timepective」 garelly@ckua(京都) など。

 

 

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田中 和人

 

web site ▶ kazuhitotanaka.tumblr.com


写真と絵画や彫刻などの関係を問い直しながら、写真による 新しい抽象表現を探求している。


2011 年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 受賞。

 

主な個展に
2012年自主企画展「アブストラと12 人の芸術家」(京都)
2013年「blocks」SUNDAY(東京)
2015年「pLastic_fLowers」Maki Fine Arts(東京) など。

 

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野原 健司


絵や立体、映像アニメーションを制作。当然のごとく在る物に意味 の綻びを見つ
け出し、飛躍や変容を通して多様な日常を提示する。


主な個展に
2010年「曇りのちファインプレイ」児玉画廊
2011年「転置-京芸Transmit Program #2」ギャラリー@Kcua(京都)
2013年「路上ワールド」小山市立車屋美術館

 

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松本 尚


生活用品、服飾、壁紙など日常あるものの中に、神話や伝承、現代文学まで広範なエクリチュールの取り込み、見出しを行い、現実との揺らぎ、ブレの狭間でインスタレーションを展開。


主な個展に
2010 年「MOT アニュアル2010:装飾」東京都現代美術館(東京)
2010 年「HANA 現実と虚構が溶け合った視覚の冒険」小山市立車屋美術館(栃木)
2013 年「キラキラヒカル」川越市蔵造り資料館(埼玉)
2015 年「Wonder Beast: この惑星のこども」SCAI THE BATHHOUSE(東京) /
   うつのみや妖精ミュージアム(栃木)

 

dot

dot architects


家成俊勝、赤代武志により2004 年共同設立。土井亘と寺田英史が加わり大阪
北加賀屋を拠点に活動。建築設計だけに留まらず、 現場施工、アートプロジェ
クト、さまざまな企画にもかかわる。